たるみ歯科クリニックの紹介

たるみ歯科クリニック・チームたるクリ!


宝塚・中山の歯科/小児歯科。大阪大学小児歯科とも連携。JR中山寺駅近、駐車場25台。
なるべく抜かない・削らない
治療を心がけ、予防を重視。
伊丹、川西、西宮からのアクセスも良好で、阪神タイガースの選手も多数来院されます!

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私たちの診療スタイルと目指すもの
宝塚市 たるみ歯科クリニック 院長の樽味です。

患者さんにご快諾頂き、その方の口腔内写真を出しております。
この方の年齢、おいくつだと思われますか?
図2
写真から分かることを列記すると、
・歯茎の色は、きれいなピンク色。おそらくタバコは吸わないだろう。
・歯肉の退縮は少なく、歯周病の心配はなさそう。
・自分の歯(天然歯)が、かなり残っている。
・奥歯(第二大臼歯)を数本失っているけど、奥までしっかり噛めてそう。

そしてこれが、その方のX線写真。
図1
小さな画像にしているので細かいところが見にくいかもしれませんが、骨(歯槽骨)はしっかりしており、虫歯も認められず、お口の状態は問題ないと言っていいでしょう。
特筆すべきは、治療している歯が少ないこと。
これが歯を長持ちできる秘訣だと、僕は考えています。

事実、治療すればするほど、その後に再治療する確率は上がります。歯の治療に用いる人工材料(特にセメント)に劣化が生じるからです。2008年の論文(口腔衛生会誌)によると、ブリッジと呼ばれる治療を行っても、その10年生存率は31.9%と報告されています。

歯を何本か削って連結するブリッジを入れても、その7割近くが10年以内に再治療を行うことになっているなら、よく考えないといけません。再治療を繰り返すことによって、歯は確実に少なくなっていくからです。特に歯の神経を抜くと、その歯が割れたり(歯根破折)、虫歯になっても気付かず、抜歯になることが数多くあります。

だから我々歯科医師は、安易に歯を削らない・安易に神経を抜かない・安易に連結しないことを心がける必要があります。
病変らしきものがあったとしても、緊急性が低いと判断されれば定期健診で長期観察していき、変化の有無を診ていく。虫歯に対してもすぐに削らず、歯磨き指導とともにフッ素を積極的に使用して、進行の抑制を図る。
こういうスタイルを続けていくと、写真の患者さんのような方が増えていくと僕は考えています。定期健診を続けていくことで、患者さんの意識も上がっていきますし。

さて、写真の患者さんのご年齢、74歳なんです。
何でも食べられるので、本当に元気。趣味も多く、人生を楽しんでおられます。歯を大切にされ、定期健診を継続されているのが現状をもたらした秘訣でしょう。

開業して11年。最近、“私たちの仕事は、歯を治療することではない”と思うようになりました。
誤解のないよう丁寧に書きますと、歯を治療することは手段であって、
私たちの仕事の目的は、患者さんが歯で困らず、豊かな生活が送れるよう手助けすることだと思うのです。

虫歯や歯周病で命を落とすことは皆無だけど、その人が人生を楽しむために、歯は数多くあった方がいい。
だから私たちは定期健診を通じて、写真の患者さんのような方を増やしていきたい。ご高齢になっても好きなものを何でも食べて、心も体もずっと元気でいて欲しい。
そうなれば地域の活力は上がるでしょうし、日本の医療費を大幅に削減できるかもしれません。

また、小児の頃から大人になるまでに(歯医者嫌いにならず)定期健診の習慣を身につければ、虫歯のないきれいな永久歯列になって、その子は高齢になっても歯で困らないと考えています。50年以上先を見据えた予防観。我々の診療スタイルの特徴は、時間軸で考えることなのです。

歯科では、ますます予防的視点が大切になってくると思います。

ヘルスケア型予防歯科 | 【2014-06-29(Sun) 22:24:56】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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